2015年6月8日月曜日

攻殻機動隊について (考察)

こんばんは桑原です*

今日も一日ありがとうございました*

阪急のまなちゃんのほうも、この2週間大変だったと思います*
aiko kunoさんとのコラボレーションアイテムも大変人気を頂きましたので
第二弾のコラボレーションアイテムも続々と思案中です。
これから、また近いうちに商品化していきたいと思いますのでご期待ください*

阪急百貨店梅田本店10F SOUQ での期間限定SHOPも明日で最終日となりました。

明日は17:00までですのでお間違えないようお願いします。



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はい、ということで、昨日言っていた攻殻機動隊について書きたいと思いますよ!

しかしですね、わかっていたことですが、
解説に関してはちょっと一日で、しかもこんな日にはとてもじゃないけど書けないですね笑

なので、攻殻機動隊に出てくる名ゼリフと僕が好きな部分について
つまり
好き勝手書きたいと思います。(いつもどーりじゃねーか とは言わないでw)



まず、僕なりの部部説明なのですが、
攻殻機動隊の何が良いかって、ストーリーというか大枠じたいは
まったく 普通  なんですよ。


そこに大量のディティールを詰め込んでいく。


更に、サイバーパンクやSFの個の存在意義や生命の謎のような大々的なテーマから
人間の日常 社会 経済 政治 各組織情勢 にまで波及していきます。

 ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか)ニューロマンサー#1

とはまったく別物の娯楽サイバーパンクになっていると思います。
まさにエンターテイメント

上の2作品が、アブストラクト(抽象的)な表現をベースに世界観を構築しているのに
対して、攻殻機動隊は、超具体的な現実的なキーワードによって裏付けていった設定の連鎖に
よって、世界観を作っているんです。

別物と言いましたが、 最初に言ったように 普通 なので、当然 #1などの
影響はうけまくっていると思います。 というか時代背景的には(僕の時代じゃない笑 
原作だと僕は小学生です)

攻殻機動隊じたいは
SFブームも後半になってきていると思うので(サイバーパンク自体は70年代から)、まさに出尽くした土俵(攻殻機動隊 初出89年 出版91年)だったと思います。
 ですが、何が面白いってさっきもいいましたが、圧倒的なディティール量です。
何かにつけて武器の資料、戦争の時代背景
組織の関係図、重要なファクター 「電脳」
それに基づくシステムとそれを普及させる企業の体制

それらがリアルであればあるほど、人間の心理描写が
とてもしっくりくるのです。
 だからこそ、個の迷いや葛藤が共感できるのです。


もうひとつはAKIRAにもあるように反権力、カウンターカルチャーとして SF サイバーパンクを
使っている作品が多い中、攻殻機動隊は 超国家的な組織に組した
簡単に言ったら警察ものなんです。


#1(サイバーパンクの代表作)でも主人公は国家権力側の存在ですが、
動いているアイデンティティはあくまで、個人の存在意義の探求だったと思います。

それと比べて、攻殻機動隊に出てくるキャラクターたちももちろん
体をサイボーグし脳をネットに繋げ 莫大な情報と引き換えに
感情や心さえも その大量の情報によってコントロールもしくは創作されている
のではないかという不安が芽生え 個の存在に疑問を抱くシーンはありますが

事件に赴く姿勢には、それとは別の絶対的な正義心が目立ちます。


クソ野郎を一掃するためにこの組織に入った そうささやくのよ私のゴーストが

というセリフがあります、(漫画) 



この作品に多く比喩として出てくるゴーストというキーワードですが、
所謂「魂」というやつです。

後にそのゴーストすらも、ネットの総合思念体によって無意識に誘導されている
感情なのではないかと疑うようなシーンがありますが、

自分のモラル正義心 (仲間を助けたい 悪い奴を倒したい 弱い人を助けたい)
には土壇場ではとても 忠実に従っているように思えます。


それがとても感じれるシーンが

の公安9課を去って 人間を超越したような
ネットに同化し あらゆる情報 あらゆる思念 と交わり浮遊し再び 戻ってきた
時のセリフ


 「私は何に達観していたのかしら。何を探してネットをさまよっていたんだと思う、真理、知己、それとも特定の誰か。もしかして、自分の非力さを組織やシステムのせいにしていたのかしら。」


これはかなり痺れました。

前にブログでも書いたことのある、誰だったかの哲学でもあったように
すべては反復でしかない 

これは違う(捉え方として人生やアイデンティティ そのものには当てはまらない。)
と再確認できるセリフでした。

このセリフで、攻殻機動隊の世界では
ネットにより共有化される情報、思念 はあれど
無数の中から 選択しそれを自分の思考にまで落とし込むのはあくまで
個人のゴーストであると 明言している(あくまで素子が)シーンだと思います。

そのゴーストは勿論 他の影響を受けることもあるが、
ネットに繋がっていなくても私たちは全ての他者から影響され
その写し鏡により自分を確認している

それは当然のことで普通のことなんだ
だからこそ、自分のまわりの他者も含めた
その環境を選択 存在している自分であることに誇りを持て

そういう風なメッセージ(ありていな言い方になってしまいましたが)があると思っています。



また、別の角度から、このセリフに痺れました と書きましたが
これは、僕の中にもある思想だったし、感情を
別の言葉で代弁しただけにすぎないので、感動できるのです。

なので、外部の影響をうける ということは
コピーされるという意味ではなく
他を比較対象として、自分の思想を育てる ことと考えると
普通なんじゃないかな と思います。


攻殻機動隊の世界でも 外部記憶装置 という言葉が出てきますが
これらは全ての 他者 に使うことができます(本編では 思い出の品や都市 民衆などに
当てはめて使われていた)

つまり、自分以外の全ての他者は自分のゴーストを形作るパーツであり
お互いに干渉しあう関係である
自分のアイデンティティとはそれを理解した上で成り立つもので
自分ひとりだけで成り立つものではない と強く明言した作品 と解釈しています。



まぁ、僕が読み解いてるように聞こえますが本編でまさにな台詞もあります笑

 クゼ

人は本来、他社の介在があって初めて存在し得るものだということを難民に教えられた。

これはヒーローは助ける対象がいて初めてヒーローになれる 的なシーンだったと
思うのですが(完全 うろ覚え)
このセリフから導き出すには拡大解釈な気もしますが
物語全体を通して、社会や組織、一つの思想や事件だけでなく、それに影響される
相対的な存在まで描いていることから錬金術の思想のようなものを感じます。
それがベースにあって初めて 「それでも」 という個のどうしようもない
説明がつかない
ゴーストが宿った アニメーションになっているんだと思います。
アニメーションとはもともとそういう意味です。
それを強く感じれる作品。

アニメはもっと高尚なものだ
もっと括目しろ 読みとれ と訴えかけてくる 作品です。



資料不足から、作品の細かな解説 評論ができないので
個人的な文になってしまいましたが、好きな人だけ読んで下さい。
ってこれ最初に書くべきなんですけど、じゃあ読んでくれない人いるかもなんで
最後にこんなめんどくさいの書いちゃってごめんなさい。
でも、読んでくれてありがとう。
最新作は6/20公開です。
当日見に行けるかわかりませんが、僕もめちゃくちゃ楽しみです。
みなさんも、アニメに対して偏見があるかたも
もっともっと楽しめるように 深く読み解いてみる楽しみを
覚えてもらいたいな と思っています。
僕がもっと文章上手かったら なぁ、、
ファッションも同じなんですよ。
本当に、、




多分、ファッションジャンキーと自負できるような人は分かると思います。

とくに、男性に多いのかな?
ファッションを楽しむために ファッションの背景や歴史を学ぶ
ファッションに寄り添う環境にいる 人と接する

つまり、ファッションの楽しみは服を着るだけじゃないんです。
多分そういうのと同じなのかなと思っています。
なので、僕は時折 ブログでこういったファッションと関係のないものに
思考を巡らして言葉にします。
その過程から、こういう楽しみかたもあるんだーとか少しでも
感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

誤字きっとたくさんあると思います。


今日はひとまずこれで


最後までありがとうございます。
また明日宜しくお願いします*



fenrir/lilith art duct 桑原 守

























































































































































  
















































































































































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